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はじめまして
現在の閲覧者数:(☆カウンター設置:2010年5月10日)
ようこそ!
[『東京散歩(お江戸散歩)』へ
表から見た雷門の提灯。
「平成十五年八月吉日 風雷神門」とある。
「東京散歩」にわざわざ、カッコつきで「お江戸散歩」とするのには、わけがある。
私は、土日などを利用して、パートナーと温泉に出かけることが多いのだが、そうでない時は、東京に散歩に出かけることも多い。
上野や浅草に出かけていったり、都電めぐりに出かけていったり等するのだが、そういった記録も残しておきたい。
それともう一つ、小説の中に出てくる場所をぜひ歩いてみたいと思うのだ。
裏側から見た雷門と提灯。
この提灯の下に、「松下電器」とあるのは、松下電器(現パナソニック)が寄贈したということかな。
小説といっても、それほどたくさんのものを考えてはいない。
『鬼平犯科帳』や『剣客商売』などである。
その他、『江戸のしきたり』などといった江戸にかかわる本なども取り上げることになるかも知れない。
『鬼平犯科帳』や『剣客商売』は、どちらも、全部読み終わった。
実は、CSテレビで、池波正太郎アワーとして、『鬼平犯科帳』と『剣客商売』が放映されている。
今、私は、これを見るのが、大の楽しみになっている。
見た後は、小説を引っ張り出してきて、ドラマと比べてみたりする。
微妙に違いがあり、ドラマもいいのだが、やはり小説の方がなんともいわれない味わいがあり、私は、池波正太郎の文章の方に軍配を上げてしまう。
『鬼平犯科帳』では、主役の鬼平を中村吉右衛門が演じていて、私は、中村吉右衛門の大フアンなのだが、たまに、同じ『鬼平犯科帳』でも、吉右衛門の父親の松本幸四郎が鬼平役のものが流されたりもする。
これも面白い。
ドラマ『鬼平犯科帳』が大好きな理由の一つは、中村吉右衛門のなんともいわれぬあたたかさを感じる演技なのだが、もう一つは、ラストシーンに流れるエンディングテーマ曲、ジプシーキングスの『インスピレイション(Inspiration)』である。
もうなんともいえない、すばらしい曲なのだ!
中村吉右衛門が演じる『鬼平犯科帳』のラストに、これほどぴったりの曲はない!!
しかし…。
ラストシーンのどこで、この曲が流れ出すかに関しては、わたしは、かなりうるさく注文をつける。
でき上がっている作品に、テレビの前で注文をつけたって、土台、どうしようもないのは分かっているのだが、そうもいかない。
「ダメ、曲の流れ出し、遅すぎる!」
とか、
「うーん、今一。鬼平の最後のセリフが終わるか終わらないかの、ほんの少し前から流れ出してこそ、効果!」等々、ぶつぶつやっている。
ドラマの製作者も頑張っているのはわかるのだが、『インスピレイション』の流れ出すタイミングについては、私は、時々不満をいだいてしまうのだ。
で、ジプシーキングスについてなのだが、私は、このグループは、日本人のグループだとばかり思っていた。
(時代劇のエンディングテーマで、ギターの演奏が入るなんて、製作者は、すごいいいセンス。なんといっても、『鬼平犯科帳』のラストにまったくぴったりだものなあ。殿様キングスは知っているが、このグループは、もっと&若い世代なのかな。)ぐらいに思っていた。
音楽に疎いもので、しょうがないといえば、しょうがないのだが。
インターネットで調べていたら、偶然、「ジプシーキングス」に関連したサイトが出てきた。
Bamboleo-The Unofficial Gipsy Kings Homepage in Japan
ジプシーキングスのオフィシャルサイトも。
南フランスでうまれたジプシー(ロマ)の現役グループで、あちらでは、すごい人気のグループなのだとのこと。
ビールのコマーシャルで流れる『ボラーレ(Volare)』は、彼らの演奏とのこと。
知らなかった!!
うれしいことに、「ジプシーキングス」で検索をしているうちに、
「インスピレイション」を聴くことができるサイトまで見つかった。
YouTube のoniheiEDというところで、インスピレイションの曲を、
好きな時に聴くことができるのだから、こちらとしてはうれしい
のだが、ここ、著作権とかそういうのは大丈夫なのかね。
同じくYouTubeの「Jidaigeki - Onihei Hankacho : Kyozoku(brutal thief)」。
「凶盗」のシーンとそのエンディングのシーンを見ることができ、
インスピレイションを聴くことができる。
*上の二つ、残念ながら、松竹株式会社から著作権侵害の申し立てがあり、除されてしまった。
*ただ、こういうのは残っていて、『インスピレイション』を鑑賞
できる。これは、正直、うれしい。
『剣客商売』の主人公、秋山小兵衛役は、藤田まことである。
中村吉右衛門とならんで、藤田まことも大フアンである。
藤田まことは、必殺シリーズで「中村主水(なかむら もんど)」という役でも出ているが、私は、必殺シリーズは、あまり好きではない。
池波正太郎の梅安シリーズなども、私は、敬遠してしまう。
『剣客商売』では、よほどのことがない限り、秋山小兵衛が人を斬り殺すシーンは、出てこない。
斬り合いをしても、無外流の秋山小兵衛は、腕や足の腱を切って戦力を失わせるだけ、というのが多い。
ちょうど今も、時代劇専門チャンネルで、『剣客商売』を見たばかりだ。
『剣客商売(一)』(新潮社文庫)の第四話「井関道場・四天王」
をドラマ化したものだ。
ドラマでは、浅草の浅草寺付近で、秋山小兵衛の一子、大治郎が、
偶然、井関道場の四天王の一人、渋谷寅三郎と出会うことになるシーンで始まっている。
暴れ馬の引いた荷車の下敷きになってしまった幼子を、渋谷と大治郎が助けたことから、意気投合。
しかし、後日、この仲良くなった渋谷寅三郎が、市ヶ谷・長延寺谷町にある井関道場の西側の「暗闇坂」で、頭を割られ、心臓深くまでとどめを刺された姿で発見される。
やはり、どの辺りだろう、となる。
秋山小兵衛の鐘ヶ淵の家の位置や、四谷・伝馬町の御用聞き・弥七の住む武蔵屋、神田・小川町にある田沼意次の屋敷の位置、浅草の外れの、真崎稲荷明神社近くにある大治郎の道場の位置なども、知りたくなる。
江戸切り絵図を紹介するサイトがあり、アマゾンで、地図を購入した。
(私のこのコンテンツと似た題名だが、これは、まったくの偶然)。
切り絵図と現代の地図が見開きのページで、比較できるようになっていて、とても便利なものだ。
しかし、私など、この地図を見ても、まだどうも全体的な位置関係
などが頭に入ってこない。
この地図で目星をつけながら、あちこち出かけていって、小説の中の場所を訪ねながら、頭の中に「地図」をたたきこんでいきたいと思う。
この「地図」が、頭の中にでき上がった時には、小説を読む楽しみが、どれほど膨らむかわからない。
ところで、ドラマ『剣客商売』では、井関道場の紛争が解決した後の最後のシーンで、渋谷寅三郎を暗殺した犯人、四天王のひとりである小沢主計とその家来の三人は、渋谷寅三郎の仇討ちであるとして、大治郎が、立ち合いを申し込み、斬り倒している。
小説「井関道場・四天王」では、次のように書かれている。
さて、これは一年後の、安永八年(一七七九年)夏のことであるが…。 そのころ、すでに、神田・昌平橋の近くへ、父・石見守の援助で道場をひらいていた小沢主計が、父の家来・神谷新蔵をともない、中州の料亭〔稲屋〕へ遊びに出かけ、夜に入ってから帰途についた。 そこまでは、わかっている。 すると翌朝になって、小沢と神谷の死体が、柳原土手に面した郡代屋敷の塀の裾にころがっているのを、富松町の豆腐屋の女房が発見した。 二人とも、ただ一太刀に殪されてい、小沢主計は見事に頚動脈を はね切られ即死。神谷は心ノ臓を一突きにされていた。 検視にあたった役人は、 これほどの手練は、見たことがない。」 舌をまいたそうである。 翌日の夕暮れに、四谷の弥七が、このことを知らせに小兵衛のところにあらわれると、 「ほう。そうかえ、そうかえ。見ろよ、弥七。去年あのとき、わしがいったとおり、ついに天罰が下ったではないかよ」 「はい、はい」 うなずいた弥七が、くびをすくめるようにして小兵衛を見あげ、 「先生。その天罰は、どこのだれが、お下しになったのでございましょうね?」 問いかけるや、秋山小兵衛の細い眼が、ぎらりと光って、 「神様さ」 「へ…?」 「剣術の神様が、天罰を下したのさ」 いうや、一瞬厳しく引きしまった顔へ、たちまちいつものなつかしげな笑いが波紋のようにひろがってきて、 「恐ろしいのう。天罰は、よ」 「へ、へい…まことに恐ろしゅうございます」 弥七は、うつむいたまま、顔をあげられなかった。 『剣客商売 一』「井関道場・四天王」P203~204(新潮社文) より
小説では、小沢主計と家来・神谷新蔵のふたりのみが、死体となって発見されたことが書かれており、誰がその「天罰」を下したのかについては、隠されている。
秋山大治郎ではありえない。井関道場の紛争の頃、秋山大治郎は、嶋岡礼蔵の遺髪を届けるため、礼蔵の実家のある大和に旅立っていて、いないのである。
何やら、すごい手練の者の仕業であるということと、秋山小兵衛の言葉から、
(もしかしたら…。)
と思わせる手法で小説は終わっている。
台東区・浅草「浅草寺」
この写真は、2008年5月6日(火)、ゴールデンウイーク最終日に、浅草に出かけた時のものである。
このコンテンツで、今後、この種類の「東京散歩」が、どんどん増えていくことだろう。
浅草1丁目1番1号にある「神谷バー」の電気ブラン。
それと同時に、『鬼平犯科帳』や『剣客商売』の舞台を廻る「お江戸散歩」も、増えていくことになる。
さらに、何よりも、「お江戸散歩」の本(もと)である『鬼平犯科帳』と『剣客商売』に関する記述も増えていくだろう。
P.S
実は、このサイト、私が初めて作ったホームページ『故郷・北海道の物語』のコンテンツの一つだった。
さんざん苦労して作り上げた(→旧サイトは、こちら)のだが、最初に作った構想のままだと更新がむずかしく、サイトの更新がストップの状態になっていた。
(どうしたものかな!)
と考えていた矢先、発見したのが
その名の通り、早く、簡単に「ホームページ」を作れるというソフト(「システム」と言った方がいいかな)である。
ホームページが早く、簡単に作れるなら、という
ことで、旧サイトの『東京散歩(お江戸散歩)』をQHMを使ってリニューアルすることにした。
Quick Homepage Maker (QHM)とは
、
自分のホームページを作っていく上で、とても便利なものなので紹介をする。
「QHM」だと、とにかく早く、簡単にホームページが作れる。
このサイトで言えば、
- ホームページの名称を決める
- →『東京(お江戸)散歩』
- どういうコンテンツを作るか、まず決める
- 「当サイトについて」には、次の三つを入れる
こんな感じでコンテンツを決めれば、すぐホームページ作成に入れるのだ。
私の場合、旧サイトに「東京散歩」、「お江戸散歩」の資料があるので、後からゆっくりそれを書き込んでいくだけ。
少し書き加えなどもしながら、中身をどんどん増やしていけるので、(しかも簡単に!)楽しんでリニューアルのホームページを作っていくことができた。
ホームページビルダーで作っていくよりずっと簡単、らくちんで、お勧め!
ただし、「QHM」は、値段は、ちょっと高めで、「19,800円」。
「ホームページビルダー」だと、今は、バージョン13というのが出ていて、「価格コム」あたりで、最安値9,422円で購入可能。価格からいったら、「ホームページビルダー」の方が格安。
私も、先ほども書いたが、これまでは、このソフト(バージョン11)を使ってホームページを作ってきた。
でも、ホームページビルダーは、簡単か?と言われれば、簡単ではない!
- 構想をしっかり立てないとスタートできないし…。
- 更新などした時は、リンクを付けていくのが
大変です。 - で、結局、更新もせず、サイトがそのままに…。
そんな時に見つけた!
- 簡単か?簡単!!
このサイトも、すぐ立ち上げることができた。 - 大まかなホームページの構想をまず立てる。
- 気に入らなければ、後で直すこともできる。
- 時間のある時に、中身をどんどん増やして
いけばいい。
ただ、「19,800円」もするものなので、購入するかどうか、最初悩んだね。無収入者なので、なおさら。
提供サイトを訪問して、何度も調べた。
- 使えるものか?
- 19,800円を支払うだけの価値はあるか?
かなり長い期間、考えて、購入を決定!
使い出して、QHM(クイックホームページメーカー)を購入して正解だったと感じている。
QHMのお試し版(→こちらをクリック)というのがあるので、まずは、こちらで試してみるといい。
私自身は、お試し版は利用せず、すぐ「QHMプロフェッショナル」というのを購入してサイト作成に入った。その方が、いろいろなサービスをすぐ利用できるので便利だったからだ。
「QHM」、お勧めだ!